SSブログ

カッコウ [野鳥]

カッコウ.jpg
カリブリッドの野鳥図鑑<41>
カッコウ 郭公 【Cucilus canorus】 全長35cm
夏鳥 カッコウ目カッコウ科
写真:埼玉県久喜市

木に背を反らせたような姿勢で止まるのが特徴的です。
2004年の夏に自宅近くでカッコウの鳴き声を聞きましたが、それ以来聞いていません。写真は2005年に近くのオオヨシキリがたくさん営巣している葦原近くの神社の林で撮影しました。

カッコウは托卵といって、他の鳥の巣に非常に似た卵を一つだけ産みます。不思議なことにその卵は、他の卵より数日早く孵り、孵ったカッコウの雛は、他の卵を全て背中に乗せて巣の外へ落してしまうのです。これにより、成功です。カッコウの子供とは知らず、自分より巨大化するカッコウの雛へせっせと餌を運ぶ姿は、何か悲しい・・・。

カッコウは主にオオヨシキリ、モズ、ホオジロ、セキレイ類に托卵します。宿主は約30種類に及ぶと言われていますが、オナガは10年程で対抗手段を取るようになったといいます。やはりカラスの仲間だけに頭が良いのでしょうね。

カッコウの仲間には、ホトトギス、ツツドリ、ジュウイチがいます。
妙高高原ではホトトギスの声をよく耳にしますね。

関川散策 [野鳥]

関川散策.jpg
今日は良い天気でしたぁ。日焼けしたよ。
上越大橋から関川の河川敷を海まで往復、野鳥探索しました。

確認出来た鳥は、25種類でした。ドバト野鳥ではないですが、入れたら26種類となります。
スズメ、ムクドリ、カワラヒワ、ツバメ、ハシボソガラス、セグロセキレイ、オシドリ♂♀、カワウ、トビ、ミサゴ、ヒバリ、オオヨシキリ、ホオアカ、コチドリ、アオサギ、ダイサギ、カルガモ、カワアイサ♂♀、モズ♂、イソヒヨドリ♂、ヒヨドリ、ハシブトガラス、シジュウカラ、キジ、ハクセキレイ

いきなりカルガモだと思って覗いた双眼鏡に入ったのは、つがい2ペアのオシドリでした。オスの羽は相変わらず綺麗でした。でもメスの形、色合いがとても好きです。ちょっと普通のカモとは違い小ぶりなところが可愛いです。
そして、オオヨシキリの大合唱ゾーンを過ぎるとホオジロの声と思ったら、またもや嬉しい間違い・・・ホオアカでした。こんなにしっかりと観察できたのは初めて。。。特に胸の模様が綺麗だったな。
スコープを持参していなかったので、双眼鏡にデジカメを押付けて証拠写真。近いうちに絶対きれいな写真撮りたい・・・ホオアカに心惹かれてしまった。。。
ホオアカ.jpgホオアカ1.jpg
そして、向こう岸にカモ類を発見。証拠写真が以下。
カワアイサ.jpg
カモはカルガモ以外は全て北へ帰ってしまったはず、怪我か何かで帰れなかったのか?しかし、遠目に顔が黒くて、身体は白、羽は一部黒・・・こんなカモいたか???しかも、一番右は、ヒドリガモのオスっぽい・・・。
悩みましたが、証拠写真が撮れたので、調べてみるとカワアイサのようです。遠いので、嘴の赤が良く見えない・・・また、個体差により嘴の色も少し異なり、黒っぽいのもいるようです。出た結論としては、カワアイサのオス2羽とメス1羽。

しかし、カワアイサも冬鳥です。繁殖は北海道の一部でしか観察されていないとのことで、もしかして大発見か!?などど一人で興奮しています。。。

そして帰り際にイソヒヨドリ♂が登場してくれました。
やはり飛翔の仕方や形はツグミに似ています。一瞬アカハラだと思いましたが、お腹の褐色に比べ、上側が濃い青だったので、ああ~!イソヒヨドリだと。

身近な関川にもたくさんの野鳥が生活しています。
こんなHPを見つけてしまいました。
http://kubikino.ne.jp/sekikawa/arekore/tori.html
ここのリストにもオシドリとカワアイサは入っていませんね。

アオサギ [野鳥]

アオサギ1.jpg
カリブリッドの野鳥図鑑<40>
アオサギ 蒼鷺 【Ardea cinerea】 全長93cm
留鳥 コウノトリ目サギ科
写真:2013年6月上越市

先月、上越市のとある林にアオサギのコロニーを見つけました。
既に抱卵している様子で、元気な雛が孵ってくれればいいなと思っていました。
アオサギ3.jpg
昨日朝、再度訪れてみると、元気な雛が二羽、両親に守られているのが見えました。逆光でちょっと暗いです。
アオサギ2.jpg
感度を調整したら、ピントが良く合っていません・・・。
アオサギ.jpg
仲睦まじい4人家族にうちの家族を重ね合わせ、こちらも笑顔になってしまいました。
元気に育って欲しいなあ。
アオサギ4.jpg
サギはコロニーといって集団で営巣します。
河川の近くの林などに多いようです。
会社の近くの関川沿いには、コサギが営巣しているのを見ました。
今日は天気もいいので、自転車で関川沿いを走ろうかなと思っています。
直江津まで足をのばせば、イソヒヨドリに出会えるかも。

イカルチドリ [野鳥]

イカルチドリ.jpg
カリブリッドの野鳥図鑑<39>
イカルチドリ 鵤千鳥 【Charadrius placidus】 全長21cm
留鳥 チドリ目チドリ科
写真:群馬県中之条町 吾妻川

久しぶりに田舎に帰った時に、実家の下の吾妻川の河川敷に行ってみました。
夏ではないのにコチドリがいてビックリ!
似ているのですが実は留鳥のイカルくんでした。

コチドリより一回り大きくて、アイリングも目立ちません。地味な感じ・・・。
でもコチドリと違って1年中見られますから、嬉しいですよね。

河川敷というのは、面白いです。30分から1時間くらいジッとしていると、色々なことが起こります。モズの給餌のシーンに出くわしたこともありましたっけ。ハクセキレイやセグロセキレイは定番ですし、キセキレイやカワガラスが見られる時もあります。

キセキレイに出会うと嬉しいんですよ。
普段見慣れているハクセキレイに似ているので愛着もある。しかも黄色なんですから嬉しくなりますよ。
比較的、上流に多い傾向があります。
キセキレイは、カリブリッドの野鳥図鑑<9>で紹介しています。

判別出来ない・・・。 [野鳥]

フィールドガイド日本の野鳥 (野鳥ブックス 2)

フィールドガイド日本の野鳥 (野鳥ブックス 2)

  • 作者: 高野 伸二
  • 出版社/メーカー: 日本野鳥の会
  • 発売日: 1982/01
  • メディア: 単行本

ちょっと高いですが、愛用の1冊です。
6月上旬の上越市。
田んぼは田植えが終了し、稲の苗は10cmくらいでしょうか。周辺には緑の草むらが存在し、田んぼの間には公道があり、道路の両脇には電線があります。。。田んぼの奥には関川の支流が流れています。

一昨日の朝、7時過ぎ。
その電線に1羽の野鳥が止まっていました。。。
車で通りかかったので何の気なしに遠目に見て、ホオジロだろうなと近づいたところ、ちょっと違う・・・もう少しスマートな感じで色も薄いベージュ様、でも顔はホオジロ似。電線の止まり方は縦。
っと、ここまでを車の中から通りながら観察。。。

会社について、ホオジロじゃないということは、オオジュリンだなと思って、自分で納得しました。

翌日、同じ時間の同じ場所に、また止まっていました。
チャンスと思い車をゆっくり横に止めて、車内から観察・・・失敗した双眼鏡は後ろのトランク。。。やはりスマートで尾が長め、胸の部分は薄いベージュ色で両脇が茶色。顔はホオジロ的で、眼と頬の部分が色違いの感じ・・・。ここまでじっくりみていたら、目が合って、飛んで行ってしまった・・・。

昨日一日悩みました。
そして、本日家の数ある図鑑を眺めてみたんですが、オオジュリンじゃないです。
オオジュリン・・・もう日本にいません。。。

さて、あの鳥は何なのか・・・ホオジロ類じゃないのか?セキレイ類か?悩みは大きくなるばかりです。
けっこう、悩んだら、幼鳥だったということも多くあるので、ホオジロの幼鳥なのかもしれません。しかし、納得できませんよ~。

あ~あ、明日は双眼鏡を準備して、出勤しようと思っています(-_-)

最近、改訂版が出たようです。

フィールドガイド 日本の野鳥

フィールドガイド 日本の野鳥

  • 作者: 高野 伸二
  • 出版社/メーカー: 日本野鳥の会
  • 発売日: 2007/11
  • メディア: 単行本



オナガ [野鳥]

オナガ.jpg
カリブリッドの野鳥図鑑<38>
オナガ 尾長 【Cyanopica cyana】 全長37cm
留鳥として福井・岐阜・静岡を結ぶ線から東 スズメ目カラス科
写真:埼玉県久喜市

私の大好きな鳥です。
頭が黒く、背はグレー、羽と尾が非常に綺麗な独特の青水色をした綺麗な鳥です。しかし、声が「ギューイ、ギューイ」と濁った大きな声で鳴くので、群馬の田舎では、「ギャーギャー鳥」などと呼ばれています。

群馬出身の私は非常に馴染みの深い鳥で、記憶がある頃から身近に存在している鳥です。埼玉の自宅付近の木々でも営巣しており、毎日見かけないことはないくらい日常の鳥です。

しかし一変(笑)、西日本にはいません。ですので、広島福山時代には見かけませんでしたし、福山の鳥好きの人は「オナガを見てみたいの~や」と言っていましたっけ。。。(^_^;)
上越にもいませんね。特に街中には全くいません。
唯一、関川沿いを散歩している時に河川敷の林で見かけました。懐かし人に会ったように、やっと会えたねという感じでしたよ。傍で見ると本当に綺麗な色をしています。

名前の通り非常に尾が長く、重そうに飛びます。あの飛び方では、渡りは不可能でしょう・・・。それくらい重そうに飛んでいきます。

カラスの仲間なので頭も良いようです。
ご存じカッコウは、よその巣に卵を産んで(托卵という)別の親に育てさせるんですが、オナガもその標的となります。数年前、久喜自宅の近くでも初夏にカッコウが鳴きました。目覚まし時計かと思いましたが、本物だったんですね。オナガの巣への托卵を狙って来たものと思われます。しかし、オナガは頭が良いので、そう簡単に托卵させないようです。翌年からは全くカッコウの声は聞こえません・・・。

ちなみにカッコウの標的にされるのが、オオヨシキリ、ウグイスなどです。
カッコウの話はまたあとで。。。
onaga3.gif

アオジ [野鳥]

アオジ.jpg
カリブリッドの野鳥図鑑<37>
アオジ 青鵐 【Emberiza spodocephala】 全長16cm
留鳥または漂鳥 スズメ目ホオジロ科
写真:埼玉県久喜市

今日、早朝バードウォッチングでノジコを初めて見てきました。同じホオジロの仲間のアオジも中々見つけることが出来ません。この写真も偶然の産物です。

囀りはホオジロに似ているのですが、ちょっと調子が違うので「ん?」という風に思ったらアオジです。黄色っぽいお腹に緑灰色のような頭なのにどうしてアオジなのかは判りません。

アオジとの最初の出会いは忘れもしません。福山に住んでいた時、会社の駐車場から職場へ歩いていく途中の藪の中、「チヨ」「チヨ」と鳴く鳥の声。ホオジロではなく、何だろうと、昼休みにそばに行ってジッと静かに待っていました。二羽のアオジが顔を出した時は思わず、「お~っ」と声が出てしまいましたよ。そんな出会いでした。

その時から、アオジの地鳴きの声は忘れません。。。

カルガモ [野鳥]

カルガモ.jpg
カリブリッドの野鳥図鑑<36>
カルガモ 軽鴨 【Anas poecilorhyncha】 全長61cm
留鳥 カモ目カモ科
写真:埼玉県久喜市

一番馴染みの深いカモですね。唯一の留鳥。渡りをしないカモです。
雄雌同じに見えますが、オスは若干羽色が濃いです。

三列風切の外弁が白く、翼鏡は青いです。
カモ類はこの翼鏡が綺麗ですよね。

馴染みのある鳥ですが、よくよくズームで見たことない人も多いですよね。
いい顔しています!

最近、5月になりカルガモの飛翔をよく見かけます。
子育てに忙しいのでしょうかね?

今の時期のカモの飛翔は、間違いなくカルガモです。
首を伸ばし、一生懸命翼を羽ばたいています。。。

早朝バードウォッチング [野鳥]

20130526南葉山.jpg
本日は早起きして、妙高の早朝バードウォッチングに参加してきました。
起きた4時はまだ薄暗く、南葉山の横には月が出ていました。
準備を整え、いざ出発。
20130526妙高山.jpg
40分弱でビジターセンターに到着。数人の方がもう到着されています。
日本野鳥の会の講師の方が3名。センターの担当おじさんが1名。
参加者は自分を含め8名くらいだったでしょうか。。。
MY双眼鏡を持参してスタートです。

バードウォッチング最終日ということもあり、木々が茂りすぎて鳥たちの声は確認できますが、姿が見えません。私はある程度声で判別出来るのでまあまあ楽しめましたが、初めての子供たちは少しつまんなそうでした。でも歩きながら、囀りの覚え方(聞きなしといいます)や、鳥たちの名前の由来、生活様式、習性など写真を見せながら説明していたので、興味が少しでもある人は楽しめたと思います。

姿は見えませんが、済んだ空気の中で聞こえる鳥のさえずりは心を癒してくれます。
鳥を知る人たちは、野草についても凄く詳しく感心します。
教えてもらった草花です。
2013スミレ.jpg
↑オオタキツボスミレ・・・比較的珍しい高原のスミレだそうです。
2013九輪草.jpg
↑九輪草・・・サクラソウの種類で一番大きくなるみたい。綺麗でした。
2013桜だって.jpg
そしてこれ、桜の木だそうです。変わった花が咲いていて、桜とは到底思えませんでしたが、桜なんだそうです。名前をメモし忘れて、、、ネットで調べたんだけど不明です。
2013鳥見道.jpg
そして、こんな針葉樹と広葉樹の入り混じった小道をゆっくり1時間半歩きながら森林浴と鳥の声に癒されてきた訳であります。どうやら今回ほど鳥が見られなかったのは逆に珍しいって。。。

そんな中でも自分なりに耳で、目で確認した鳥が以下になります。
<声>
カッコウ、ホトトギス、キクイタダキ、コガラ、ヒガラ、ヤマガラ、ウグイス、エナガ、キビタキ、ビンズイ、イカル(11種)
<姿>
カルガモ、アオゲラ、アカゲラ、コゲラ、モズ、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ、ゴジュウカラ、ムクドリ、カワラヒワ、ホオジロ、ハクセキレイ、ホオアカ、ノジコ(15種)

今回、参加の一番の目的が「ノジコを見たい!」ということだったので、目的は完全に達成されました。ホオジロに良く似たさえずりで、違いが良く聞き取れませんでした。しかし、少し調子が違うのと、少し高い声の感じ。スコープでも見ることも出来て、満足。アオジに良く似ていますが、目の部分が白いのが特徴でした。観察終了後、一人でノジコを見た場所にデジスコ持参で待ちましたが、声はすれども姿は見えず、写真におさめる夢はかなわずの帰宅となりました。

来週は笹ヶ峰(標高1300mくらい)での観察会ということで、クロジが見られる可能性あります。
近場にこんなにもいい場所があるなんて・・・もっと早く知りたかったな。
aogera1.gif
静かな森に響くアオゲラのドラミングの音だけでも感動があります・・・。

カワラヒワ [野鳥]

カワラヒワ.jpg
カリブリッドの野鳥図鑑<35>
カワラヒワ 河原鶸 【Carduelis sinica】 全長14-17cm
留鳥または漂鳥 スズメ目アトリ科
写真:渡良瀬遊水地

カワラヒワは、野鳥を好きになった最初の頃に覚えた鳥です。一見地味に見えますが、羽を広げた時の黄色の鮮やかさったらないですよ!とても綺麗な黄色なのです。

春先は、電線や木の枝に止まり「ジュイーン、キリリリ、コロロロ」と特徴的なさえずりをします。写真のように縦に止まるのも特徴的で、シジュウカラやスズメと違います。

少し前に久喜の自宅の木の枝に巣を作りました。
人のいるすぐ目の前に巣があったのですが、子育て中は気づかず、子育て終了してから気づいて残念でした。

福山時代は、工場の敷地内に巣があり、もう少しで巣立つ雛が落下して死んでしまっているのを見つけ、花壇の端に埋葬してあげたこともあります。

今考えると、福山の工場は野生生物の宝庫でした。
鳥は言わずもがなで、ザリガニやヒライソガニが道を歩いたりしていました。それをダイサギやアオサギが狙ってたり、工場の水路には小魚がいるのですが、それをカワセミが狙っていたり、ハクセキレイとセグロセキレイの縄張りがはっきり分かれていたり、イソヒヨドリが岸壁に佇み、ウグイスやセッカも鳴いているという。贅沢な環境だったな。今思えば・・・。

シジュウカラ [野鳥]

シジュウカラ.jpg
カリブリッドの野鳥図鑑<34>
シジュウカラ 四十雀 【Parus major】 全長15cm
留鳥または漂鳥 スズメ目シジュウカラ科
写真:埼玉県久喜市

黒いネクタイをした馴染みのある野鳥です。
羽の色が光の加減で変化しとても綺麗なのであります。

ちょうどこの時期は、市街地でも多く見かけ、朝などは元気に囀りながら移動しています。ツーツーピーツーツーピーとさえずります。昆虫や種子、果実を食べるので、庭にヒマワリの種など置いておくと突きに来ます。

他の種と混群を作ることがあります。私は、福山の公園で、コゲラ、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラの混群を見たことがあり、始めて見る驚きと共に、感動したのを忘れません。興奮して、息が出来なくなりそうでした(笑)

山の中でもじっとしていると、向こうの方が騒がしくなり、徐々に近づいてきたと思うと、自分の周囲にたくさんの混群がやってきて、また一瞬のうちに行ってしまうことが良くあります。

シジュウカラはどこにでもいるカワイイ野鳥ですが、とにかく可愛いです。

スズメ [野鳥]

スズメ.jpg
カリブリッドの野鳥図鑑<33>
スズメ 雀 【Passer montanus】 全長14cm
留鳥 スズメ目ハタオリドリ科
写真:群馬県吾妻郡東吾妻町

日本人にとって一番馴染みの深い野鳥だと思いますが、じっくり観察した事ってあまり無いのかも知れません。近年は、家屋の近代化で営巣場所も減り、餌場の田畑なども減ってしまったので、生息数は50年前の約10分の1に減少してしまったと言われています。日常からスズメがいなくなるなんて、想像したこともないですよね。大切にしたいものです。

うちの工場の敷地内にも多くのスズメたちが住んでいます。今は子育てに一生懸命。忙しなく飛び回っています。今朝は、工場のパレットの上で1羽が囀っていました。
20130522スズメ.jpg
目が合ったと思うと、直ぐに飛び立ってしまう臆病者。これが人との一定の距離を保って、いい関係を築けているのかもしれません。

現在の工場敷地内では、スズメの他に、ハクセキレイ、コチドリ、カワラヒワ、ヒバリ、キジなどの声が響いています。そして、今日夕方、河川より、オオヨシキリの声を聞きました。

夏はもう直ぐです。
suzume5.gifsuzume5.gif

トビ [野鳥]

トビ.jpg
カリブリッドの野鳥図鑑<32>
トビ 鳶【Milvus migras】全長♂59cm、♀69cm、翼開長157-162cm
留鳥 タカ目タカ科
写真:渡良瀬遊水地

海辺から山地まで幅広く生息している馴染みのある鳥ですね。
「とんび」とか言いますが、正式には「トビ」です。

飛んでいる姿が印象的で、開いた翼の手の平あたりが白く、尾の形がバチのような凹尾です。これは、日本のワシタカ類では唯一なので判りやすいですね。

「ピーヒョロロロ」とやさしい声で鳴きます。カラスより大きいのにカラスに追われている姿も良く見かけます。鷹なので肉食ではありますが、小動物、昆虫、死骸、残飯なども食べるようです。

よく見るととてもやさしい顔をしています。
雌雄同色です。

ハクセキレイ [野鳥]

ハクセキレイ.jpg
カリブリッドの野鳥図鑑<31>
ハクセキレイ 白鶺鴒 【Motacilla alba】 全長21cm
留鳥 スズメ目セキレイ科
写真:群馬県吾妻郡東吾妻町

非常に馴染みのある鳥ですし、愛着の湧く鳥です。
このハクセキレイ、日本固有種のセグロセキレイ、少し標高の高い清流域で見られるキセキレイと大好きな鳥くんたちです(^_^)/

以前は北海道のみで繁殖する漂鳥だったようですが、現在は開けた工場や駐車場などにも良く見られ、恐らく街路樹や工場の屋根の下などをねぐらにしているものと思います。

主な主食は昆虫で、幼虫を加えている姿を見かけると、「おい、そんなもん食ってるのか、米を食え米を!」とか思ってしまいます(笑)スズメじゃないんだから・・・。

日本国内にハクセキレイの亜種は6亜種が確認されているそうです。
亜種ハクセキレイ
亜種シベリアハクセキレイ
亜種タイワンハクセキレイ
亜種ホオジロハクセキレイ、やはり海を渡ってやってくるのでしょうね。

チュウサギ [野鳥]

チュウサギ.jpg
カリブリッドの野鳥図鑑<30>
チュウサギ 中鷺 【Egretta intermedia】 全長69cm
夏鳥 コウノトリ目サギ科
写真:埼玉県久喜市

いや~久しぶりの野鳥図鑑更新となりました。
特に理由は無いのですが、他にも書きたいことがあったからね。

さて、チュウサギです。準絶滅危惧種。
コサギは以前に野鳥図鑑<5>で紹介していますが、コサギより大きく、ダイサギより小さいのがチュウサギです。判りにくぅ~(笑)。

私も勉強不足で知らなかったのですが、夏鳥なんだそうです!中々見られないとは聞いていて、実はこの写真もダイサギだと思って撮影しています。偶然の産物。よく見ると「あれっ、嘴短か!」で気づきました。若干目元に繁殖期の色が出ていますかね。

白サギ類は、繁殖期の色の変化、飾り羽が非常に綺麗です。単に白いサギではないんです!
これからの季節ここをよく見て欲しいと思います。

水田や草地に多く、干潟や河川に現れることは少ないようです。
サギも良く調べると奥が深いなぁ。。。

アオサギコロニー [野鳥]

アオサギコロニー.jpg
昨日は卓球の試合だったので、朝6時集合でした。。。
集合場所近くに大きな林があり、その木々の中にはアオサギの巣が。
いくつもあったので、コロニーなのでしょうね!

時間も無かったので、直ぐにスコープ取り出し状況を確認。
卓球仲間にスコープを覗かせてみると・・・「おぉ~」「凄げ~」「こんなによく見えるんだ」などなど感嘆の声。見せている方が嬉しくなりました。

1枚だけ撮影したのが、この写真。残念ながら逆光だったので補正してもこの程度。まあ今度ユックリ行ってみようと思います。。。

5月は妙高高原でも早朝バードウォッチングを毎週やっているようです。
チャンスが1回しかないのですが、26日は早起きして行ってくる予定です。

天候だけが心配・・・結構な雨男なのであります。。。汗

桜とヒヨドリ [野鳥]

こんばんは。
日本三大夜桜の高田公園観桜会・・・今日のニュースでは九分咲き。明日は満開だそうです!園内4000本の桜は日本一だそうで凄いんですね。知らんかった・・・。
明日も天候はあまり良くないみたい。

梅と言って思い出す鳥は、ウグイス(これは花札)ですが、桜といえばヒヨドリですね。桜の花が開くと同時に木に群がり、くちばしを真っ黄色にして蜜を吸っています。

そんなヒヨちゃんのワンショットをご紹介しま~す(^_^)/
桜ヒヨ5.jpg
↑これベストショットですかね。構図的に。。。どうでしょうか。
桜ヒヨ4.jpg
↑これはアップで嘴に花粉をいっぱいつけてます(笑)
桜ヒヨ3.jpg
↑逆さになってまで一生懸命吸ってます。吸ってます。
桜ヒヨ2.jpg
↑カメラに気付いて「んっ!?」って感じかな。
桜ヒヨ1.jpg
↑最後は青空と桜に挟まれたヒヨちゃん。

今日、仕事帰りに公園内を通ってみました。小雨が降ってちょっと寒そうだったけど、人は結構いたな。明日は卓球の練習だし、今年の花見は今日で終わりかな・・・。

菜の花とホオジロ [野鳥]

春ホオジロ.jpg
4/5から上越高田の観桜会が始まりました。
今日の強風で咲き始めた桜が散ってしまうのではないかと心配です。

関東では、幸手市権現堂の桜がとても綺麗で、私は大好きです。土手の両脇に各2本、4列の桜が約1kmに渡り続き、その横は黄色の菜の花畑なのです。今年はあっという間に咲き、あっという間に散ってしまったと聞きます。もう数年行っていないなあ。来年こそ行きたい。

写真はその権現堂の菜の花畑で撮影したホオジロです。
菜の花の中で、大きな声で鳴いていました。

桜が散ると、一気に人がいなくなり、早朝などは貸切状態。鳥との距離が一気に縮まります。この時期から夏までたくさんの鳥たちで賑います。この時期観察される鳥は、ホオジロ、セッカ、ヒバリ、オオヨシキリ、コチドリなど、利根川の支流がすぐ横を流れているので、アジサシやカモメ類も観察できます。

花と鳥は絵になりますよね。
いい季節になりました。

上越野鳥探索 [野鳥]

こんばんわ~(^_^)/
今日は暖かかったし、自然を感じたい気分だったので、予定通り野鳥に会って来ました。一番の目的は今季一度も会っていないジョウビタキに会うこと。
あそこに行けば会えるという確信のもとさあ出発!
出会った鳥たちを順に紹介していきます。さて何種類。。。

まず迎えてくれたのは高田公園での「ツバメ」・・・もう来ていたんですね。「もう雪は降らないよ。」と言っているように元気に飛び回っていました。そして、お堀には「カルガモ」を見つけました。また、奥の方には「ダイサギ」がマネキンのように停止し、獲物を狙っています(笑)

公園を過ぎ、三和区方面へ。
田んぼの雪も解け、白鳥らしき姿が遠くに見えます。ゆっくり車で近づいて行くと、電線で「ノスリ」が白鳥を狙っているのでしょうか。
20130317ノスリ1.jpg
ノスリは非常に目が良いので、こちらと目が合ったと思った瞬間に飛び立ってしまいます。視線を合わさないように知らぬふりをして近づくのがコツです。。。

田んぼ周辺には「ヒバリ」がたくさん。その中に「タヒバリ」もいてビックリ。そして白い正体は、「コハクチョウ」でした。白鳥には大と小がいますが、この辺りで見られるのはコハクチョウですね。
20130317コハクチョウ1.jpg
コオコオと鳴きながら餌を啄んでいます。時折、何羽かが飛び立ち、後ろに浮かぶ妙高山と重なると何とも言えない映像です・・・中々そのような写真までは無理です(涙)

30分くらいコハクチョウに遊んでもらい。大潟区に向かいました。
途中、「アオサギ」のペアが揃って青空を優雅に飛んでいます。サギの飛翔は本当に絵に描いた数字の3を横にしたような形なんですよ。田んぼには、黄色い靴下を履いた「コサギ」も歩いていました。

朝日池は雪解けのせいか水量が多くビックリ。水鳥たちはかなり少なかった。向こうに見えるのは尾神岳。とてもいい形をしており好きな山です。幻想的な感じがします。標高757m。
20130317朝日池.jpg
朝日池で確認した鳥たちは、「マガモ」「ハシビロガモ」「カイツブリ」「ハジロカイツブリ」「ヒドリガモ」「オナガガモ」でした。不思議と淡水ガモばかり。ハジロカイツブリは初めて見ました!

そして池の周りは「ハクセキレイ」がたくさん。。。理由が判りました。池の水面近くには小さな羽の虫が大量に発生しており、それを狙っています。下の写真には虫も写ってますね(笑)
20130317ハクセキレイ.jpg
朝日池から大潟水と森公園に場所を移動。暖かいので散歩しているご老人夫婦に挨拶して、人のいない方へ・・・目的のジョウビタキにいつも会う場所です。その場所に近づくと、地面から大群が私に驚いて飛び立ちました。「アトリ」です。私はアトリをしっかり見たことが無かったので興奮。餌場だと思ったので、30分じっとして自然の中に溶け込みました(笑)そこへ1羽のアトリ♂が目の前の枝先へ。チャンス。
20130317アトリ.jpg
アトリは綺麗です!雄と雌でも少し異なり、雌は羽の裏側が少し水色で凄く綺麗でした。
雄は夏に顔が黒くなるのですが、早いですね。もう結構な日焼け具合で・・・(笑)

そして、非常に活発に行動していたのが、「コゲラ」日本最少のキツツキです。
20130317コゲラ.jpg
動きが早い。特にドラミングといって木を叩く動作をしている時は顔がブレブレ(笑)何とか1枚撮れました。

そして、少し場所を移すと違う声。「アカゲラ」です。
非常に木々を転々とするので、これまたチャンス待ち。
20130317アカゲラ.jpg
何とか姿だけはアカゲラと確認できます・・・。
公園ではその他に、「シジュウカラ」「カワラヒワ」「ヒガラ」「ヤマガラ」「ヒヨドリ」「ムクドリ」「アオジ」「ホオジロ」「ウグイス」を確認できました。
残念ながらジョウビタキには会えず。諦めて岐路につきました。

途中、田んぼ上空に鳥の大群。車を停車し、降り立つ場所を確認し、スコープを持って近づきました。久々の出会い。「タゲリ」でした。タゲリは頭にチョビンと冠羽があってカワイイ。飛んでいる羽の先が丸くて、裏側が黒い。声はまるで猫です「ミャ~ミャ~」と鳴きます。羽は金属光沢がありとても綺麗なんです。
20130317タゲリ.jpg
最後の最後にタゲリに会えてとてもラッキーでしたね。

「スズメ」「ハシボソガラス」「ハシブトガラス」「トビ」を合わせて、観察種は、全33種類でした。
落ち込んでいた気分が少しスッキリしました。
明日からまた頑張ろう。オウッ~。自分で言うな(^_^;)

尉鶲 [野鳥]

こんばんは~。
野鳥の写真を整理していたら、大好きなジョウビタキがたくさん出てきました。本当にカワイイのです。上越にも来ているのでしょうが、悲しいかな、あまり見かけないんです・・・。
こんなに綺麗で愛嬌があるのに・・・。もう直ぐ旅立ちです(涙)

<男子またはおじさん>
ジョウビタキ5.jpg
シルバーの頭でいぶし銀。オレンジのお洋服が素敵ですね。
オレンジ色を見かけるだけで胸がときめきます。そして後ろ姿がまた何とも素敵です。年齢により少し違いがあるんですね。
ジョウビタキ8.jpg
この姿。たまりません(笑)。絵に描くのもコレです!
ジョウビタキ6.jpg
少し若者です。頭のグレーが濃いのが特徴。まだまだ若造じゃな。

<女子またはおばさん>
ジョウビタキ7.jpg
ふっくら、ポッチャリが好み(笑)です。色も地味で良い!
ジョウビタキ9.jpg
後ろ姿も男子と違い繊細ですが、背中のオレンジが特徴。
何とも言えないかわいさ。

ジョウビタキは本当に身近な冬鳥です。
数メートルの枝が好きで、あまり高い所にもいないし、地面にもほとんど降りません。人の目線くらいにいつもいて、尾っぽを振って、お辞儀をするような動作をします。

とにかく一度見たら好きになること間違いなしです。
最後に会いたいなぁ。

ヒバリ [野鳥]

ヒバリ.jpg
カリブリッドの野鳥図鑑<29>
ヒバリ 雲雀 【Alauda arvensis】 全長17cm
留鳥 スズメ目ヒバリ科
写真:埼玉県久喜市
ヒバリは春告鳥と言われるくらいとても季節(春)に馴染んだ野鳥です。
ピーチクパーチクとはよく言ったもので、正にそのように大空の上で囀りを繰り返しています。草地などに巣を作るので、工場内の緑地などにもたくさんいます。

ヒバリという言葉は良く耳にしますが、実際にどんな鳥なのかを知っている人は少ないかもしれません。是非覚えてください!非常に地味な鳥ですので(笑)

かなり臆病ものなので、人には近づいてきません。偶然の出会いが必要かもしれません。つい数日前も今季初めての声を聞いたので、そっと影から近づいて見ると、除雪した雪山のてっぺんで囀っていました(笑)

冬のつらい時期何処にいたんだよ~と思う位、耐え忍んでいたのでしょう・・・暖かくなってヒバリの声を聞くと本当に力が湧いてきます・・・もう直ぐ春だぁ~!
ヒバリ2.jpg
我が工場内には草地がいくつかあるのですが、もう少したつと、ヒバリが営巣を始めます・・・そんなころ草刈をするんですよ~(涙)私的には許せないんだけど・・・

自然と共に生きる会社を目指していると思っているのに、気づいている人がいないんだろうな・・・何か寂しいです・・・ヒバリが落ち着いた頃、6-7月。南からこれまたきゅわゆいコチドリがやってきます。この子たちがまた気が強い、工場内のヒバリやハクセキレイを追い回して、縄張りを宣言します。

面白い戦いが繰り広げられているのも、殆どの人は気付いていないんだよねぇ。
もったいないなあ。

ヒヨドリ [野鳥]

ヒヨドリ.jpg
カリブリッドの野鳥図鑑<28>
ヒヨドリ 鵯 <Hypsipetes amaurotis> 全長28cm
留鳥または漂鳥 スズメ目ヒヨドリ科
写真:埼玉県久喜市 香取公園

姿も声も馴染みの鳥だと思います。全体的に灰褐色の色で地味ですがよく見るとホッペが茶色でカワイイ。全国で普通に見られるんだけど、鳴き声が違うように思うのは私だけかな・・・。東京、埼玉、群馬、広島、新潟とじっくり観察したことはないけど、東京のヒヨは鳴き方に特徴があります。

写真は桜と野鳥が撮りたくて早朝、人がいない公園で狙いました。
桜の蜜を吸いに来たヒヨちゃん。お口が汚れていますよ~。

実は今住んでいる地域には、あまりヒヨドリがいないんですよ。やはり豪雪地帯だからかな。ムクドリは多いんですけどね。雪の少ない方へ移動しているのかもしれないね。

春秋には大群で渡りをすることでも有名です。
飛び方が特徴的で、直線ではなく波状に飛ぶので、飛翔でも確認できますよ。

うるさい鳥ですが、じっくり観察すると可愛げのある優しい顔をしています(笑)

アオサギ [野鳥]

yaosagi1.jpg
カリブリッドの野鳥図鑑<27>
アオサギ 蒼鷺 【Ardea cinerea】 全長93cm
留鳥 コウノトリ目サギ科
写真:広島県福山市東川口町

アオサギは私が鳥に興味をもち、鳥が大好きになるキッカケを作ってくれた鳥です。
2001年から広島県の福山市に住むようになりましたが、ここは港、海の入江であるため、ボラなどの魚が豊富で、サギ類が多く、最初にアオサギを見た時は驚きました。とにかくデカい(笑)

こんな鳥を間近で見たことが無かったし、「ゴワッ」っと大きな声で突然鳴いたりして、凄い鳥がいるなあ、何て名前の鳥なんだ???がスタートだったのです・・・。

書店で子供向けの小さな図鑑を購入しました。そこで知った名前「アオサギ」。日本で一番大きいサギで全国に留鳥として分布。へえ~。ついでにこの辺りにはどんな鳥がいるのかな?そういえば、会社の道路を横切る変な鳥は何かな?ツグミっていうのか・・・などなど。広がる興味(笑)
新しい趣味が花開く瞬間でしたとさ・・・2003年。。。

写真は社宅の裏の入江を当時のフィルムのカメラを持って散策していた時のこと。岸壁から海を覗き込んだら、ちょうど下にアオちゃんがいて、びっくりして飛び出した。。。その瞬間であります。
偶然のピント照合(笑)

アオちゃんの頭をよく見ると、白と青の配色が禿げたオヤジに見えるのは私の錯覚か・・・。

コガラ [野鳥]

コガラ.jpg
カリブリッドの野鳥図鑑<26>
コガラ 小雀 【Parus montanus】 全長13cm
留鳥 スズメ目シジュウカラ科
写真:群馬県吾妻郡東吾妻町
コガラに出会ったのは数回しかないです。しかも結構な山の中に入って行った時だけ。針葉樹林で多くみられるようですが、中々姿で探すのは至難の業です。声で探す方が絶対判る。「ツーツーピー、ツーツーピー」と静かな森に大きな声が響き渡ります。

田舎の山中をスコープ背負って探索していた時、たまたま目に止まりました。シジュウカラかヒガラかなと思ってスコープで覗くと初めての「コガラ」・・・きゃわゆい~(>_<)なんてもんじゃないよ。凄い小さいんです!嘴も小さいし、体はホントにピンポン球みたく真ん丸です。

こんなきゃわゆい生き物がいていいのか!と思うくらい嬉しいのであります。
いつもの通り、興奮して呼吸困難でシャッターを押しまくりましたが、動きが早くピント合ったのはこの1枚のみでした・・・あ~あ。。。

仲間のヒガラくんはもっと小さく11cmですが、頭が寝癖ついてる(笑)みたいで、ちょっとかわいくない・・・。シジュウカラ氏は町にもたくさんいるので良く目にしますね。ヤマガラさんはこれまたチャンス無くまだ写真に撮れていません。ジョウビタキと共に大好きな鳥なんですがね・・・。まあ一期一会を信じて、気長に出会える時を待つとします。。。

とにかくカラ類は動きが早く、シャッターに納めるのは運と偶然だけです(笑)。

オオヨシキリ [野鳥]

オオヨシキリ2.jpg
カリブリッドの野鳥図鑑<25>
オオヨシキリ 大葦切 【Acrocephalus orientalis】 全長18cm
夏鳥 スズメ目ウグイス科
写真:茨城県 渡良瀬遊水地

初夏になると河原や葦原の中から「ギョギョシ、ギョギョシ」と元気な大きい鳴き声が聞こえてきます。かなりの臆病さんで、近くでは中々姿を見ることが出来ないのですが、少し離れて待っていると、写真のように葦の先に止まり、縄張り宣言をし始めます。

最初に出会ったのは忘れもしない、福山の工場敷地内でした。
駐車場から歩いてくる時に藪の中からこの声が聞こえてきました。最初は大きいカエルでもいるのかと思っていましたが、昼休みに双眼鏡を持ってそっと近づいて見ると、じみ~な鳥がいるではありませんか(笑)
オリーブ色で体は少し大きめ。図鑑でオオヨシキリだと判った時は嬉しかったな。。。

オオヨシキリは結構おバカさんで、よくカッコウに托卵されてしまいます。
托卵とは、自分で卵を育てず、別の鳥の巣に卵を産んで、別の親鳥に育てさせるという非常に卑怯な方法(笑)なのであります。更にすごいのが、産み落とされたカッコウの卵は他の卵より数日早く孵り、その他の卵を全て巣の外に出してしまいます。そのため、オオヨシキリはカッコウの雛1羽のために、せっせと餌を運ぶことになり、更に自分より断然大きくなっているカッコウの雛に気付くこともなく、餌を運び続けるのです・・・あ~あ。辛いねぇ。

カッコウはオオヨシキリの他にもウグイスやオナガなどにも托卵をします。
しかし、オナガはカラスの仲間で頭が良いので、中々托卵は成功しないようです。

その点、オオヨシキリは、オヒトヨシダネ。。。
オオヨシキリ.jpg

コチドリ [野鳥]

コチドリ2.jpg
カリブリッドの野鳥図鑑<24>
コチドリ 小千鳥 【Charadrius dubius】 全長16cm
夏鳥 チドリ目チドリ科
写真:埼玉県幸手市
日本で一番小さなチドリで、目の周り一周黄色のアイリングが特徴です。
小走りと静止を繰り返し、「ピオ、ピオ」とかわいい声で鳴きます。

初めて見たのは、忘れもしません。
福山在住の時の社宅の隣の草地で遭遇しました・・・。
今考えてみれば既に卵があって抱卵していたのかもしれません。
興奮した私は出来るだけ近づいて写真を撮ろうと接近しました。
その時、羽を中途半端に広げ、ヨタヨタと歩いたのです・・・擬傷したのです。
擬傷は親鳥が取る行動で、傷ついたふりをして天敵から卵や雛を守る行動です。

とにかく仕草がかわいいです。
昨年夏には、現在勤務している新工場の草地にもやってきました。
ハクセキレイと縄張り争いをしているところを良く見かけました。

写真は上空に天敵が来た時の仕草だと思います。
上に目を向けて、よく上空を観察しています。カモなどもこの格好をよくします。
臆病で、常にびくびくしているんですね・・・人生ストレスだらけでしょう(*_*)
あまり長生きするはずがありませんね。
今年も会えるか楽しみです。

メジロ [野鳥]

メジロ.jpg
カリブリッドの野鳥図鑑<23>
メジロ 目白 【Zosterops japonicus】 全長12cm
留鳥 スズメ目メジロ科
写真:埼玉県久喜市
メジロはとっても人に馴染み深い鳥ですよね。春を告げる鳥としてはウグイスが有名ですが、メジロも春を代表する鳥です。都内でも家庭の庭の木に来たりします。
つがいで行動することが多く、とても仲の良い鳥だなぁといつも思っています。

色は草緑色で名前の通り目の周りが一周白です。よく見ると怖い目(笑)をしているんですが、全体的に小さくてかわいい。色がウグイス色なので、ウグイスと間違える人も良くいます(笑)

メジロを写真に撮影するのはエナガもそうなのですが非常に難しいです。とにかく動きが早すぎる。こうなったら、動く方向を予想し、先回りして待っている感じです。しかも早すぎてピントが合わない(涙)

この写真はとにかく先回りと木にピントを合わせておき、シャッターを切りまくったうちのたった1枚の成功写真で、思い出もなにもこの写真唯一なのであります・・・。

カシラダカ [野鳥]

カシラダカ.jpg
カリブリッドの野鳥図鑑<22>
カシラダカ 頭高 【Emberiza rustica】 全長15cm
冬鳥 スズメ目ホオジロ科
写真:埼玉県羽生市
既にホオジロについては紹介したのですが、野鳥観察を始めたころはホオジロとカシラダカの区別がつきませんでした・・・写真をあとから見て・・・アレ?ホオジロじゃない・・・ってな感じで。

ホオジロは1年を通して観察できるんですが、カシラダカは冬鳥。平地から山地の林、農耕地、葦原などに見られます。頭に冠羽という少し飛び出しているところがあり、これがホオジロと区別できます。
ずっと見ていると冠羽がすうっと立ったりしてかわいいです。

ある日大好きなジョウビタキを探しに行った時、下の写真の鳥に出会いビックリ。最初は鳥かごから逃げてきたインコかなと思いましたが、スコープでよく見ると違うようです。興奮を抑えきれず、震える手で何度もシャッターを押しましたが、ピントが合ったものはゼロ。。。何とか確認できる写真を見るとカシラダカじゃないかなと。

アルビノって知っていますか?色素が何らかの理由で抜けてしまう突然変異のこと。
これじゃないかなと思っています。
アルビノ.jpg
写真:埼玉県羽生市
アルビノの野生動物は生存率が低いと言われています。色が違うので天敵に見つけられやすいためです。
昔いった上野動物園にもアルビノの白いカラスがいたなあ。

上野動物園で思い出しましたが、園内の出口前に日本の野鳥園があります。
私ここ大好き。ずっと見ていて飽きないんですよ。野生ではまだ見たことない鳥たちもいて、最初は感動しました。でもやはり、本当の自然の中で一期一会で会いたいなあ。

ホウロクシギ [野鳥]

ホウロクシギ.jpg
カリブリッドの野鳥図鑑<21>
ホウロクシギ 焙烙鷸 【Numenius madagascariensis】 全長63cm
旅鳥 チドリ目シギ科 絶滅危惧Ⅱ類
写真:東京港野鳥公園
数年前、東京港野鳥公園のバードフェスティバルに家族と出かけました。凄い賑いで楽しくって、翌年も皆で出かけました。それ以来、行ってないなぁ。だいぶ遠くなっちゃったし・・・。

野鳥公園というところは至る所に観察台があって、そこには望遠鏡やスコープが普通に設置されています。で、この写真はそのスコープに、当時の古い携帯電話のカメラレンズをつけて強引に撮影したもの。ピントもあって、普通のデジカメでもこんなに良く撮れない(汗)

更にこの文章を書くまで、ダイシャクシギだと思ってた・・・。たまたま、図鑑で大きさを見ようとダイシャクシギのページを開いたら・・・んんっ?何とな~く違うなあと。顔の毛並、体の色、首の状態、違う!と気づきました。ホウロクさんのほうが出会うチャンス少ないようでラッキーです。

写真の通りずいぶん嘴が長く下に曲がっています。よくまあエサ採れるねと思いますが、見てると面白いんだ。基本、干潟、砂浜、河口にいるので、泥に嘴を差し込んだり、石の下を探って、カニなどを食べています。
良く腹壊さないよね。堅いの食べて。。。(笑)

鳴き声は聞いたことないんですけど、「ホーイーン」と鳴くそうです。
ダイシャクシギより顔が好き。うん。

ウミネコ [野鳥]

ウミネコ.jpg
カリブリッドの野鳥図鑑<20>
ウミネコ 海猫 【Larus crassirostris】 全長46cm、翼開長120cm
留鳥 チドリ目カモメ科
写真:新潟県村上市
「ミャーミャー」とご存じ猫のような声で鳴く、中型のカモメで、全国の海岸、沿岸で見ることが出来ます。でも、ウミネコなのかカモメなのか?って難しいですよね。でも見分ける特徴があります。
ウミネコの特徴は嘴の一番先が赤と黒です。そして、尾に黒帯があります。

でもこれは大人の成鳥の話。ウミネコは4年をかけて大人になります。
それまでは色がついてます。それが下の写真です。
ウミネコ幼.jpg
幼鳥は目が黒いので可愛くみえるのですが、成鳥になると鋭い顔つきになるので少し怖いイメージもありますね。でも、ウミネコを見かけると「ああ、海が近いな」と思いますよ。
元々、海無し県育ちなので、海鳥、潮の香りにワクワクしてしまいます・・・。

カモメ類としては、あと良くいるのが留鳥のオオセグロカモメ・・・これはウミネコより大きく、嘴の下が赤で背中が濃い灰色。更に似ていますが、背が薄い灰色はセグロカモメ。こちらは冬鳥です。
他にもシロカモメ、ワシカモメ、ミツユビカモメ・・・いっろいろいますが、私も判らんよ・・・。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。